日本酒をシンガポールに販売する先輩からびしっと一言

今年のGWは良く学びよく遊んだなと実感できる一週間でした。

 

30代を迎えて早半年、今までのようにただ「旅に出る」こと「お金を使うこと」に全く喜びが感じられなくなった今日この頃、休みの日を勉強して過ごすということにとても充実感を感じた。

 

勉強といってもTOEICなのだけど、夫を通じて、今まで自分がいかに「勉強」してこなかったかを痛感させられる。だから勉強の考え方、取り組み方を変えることで、同じ英語の勉強なはずなのに、積み重なる勉強に感じられた。これがGWの充実感になっている。

 

さて、シンガポールで日本酒販売に携わる方とお話する機会をいただいた。

 

印象的な言葉はこちら

”なんで日本人って日本酒もっていけば海外の人が買ってくれると思うんだろ。

ほんとどんだけ能天気なんだろ”

 

”みんなすぐ海外(シンガポール)とか言うけどさ、市場規模は圧倒的に東京が大きいんだよ。海外だからって売れると思ったら絶対違うから”

 

”特に食品とか、食の文化レベルが同じくらいないと、そもそも味の違いが判らない。味の違いが判らない人は、そこに価格差を付けたって安いものしか選ばない。逆に差が分かる文化があればどんなに高くても買ってくれる”

 

”富裕層に売ればいいっていうけど、富裕層は世界のハイクオリティを知っているから、その辺の商品を売っても購入にはいたらない。圧倒的な差が分かるものでないと売れない”

 

日本酒出品したら売れるっしょ。売れそうな商品を仕入れて何か始めたらいい。

これくらい簡単に考えていたわたし。

お言葉がぐさぐさ刺さります。

 

シンガポールで売れるものは当然、名前が知られていて、東京でも人気なもの!

少なくてとも東京で売れないものは海外でも売れない。

実はこの言葉は別の経営者の方からもうかがったことがある。まずは東京で売れるものを考えるといいよと。

 

 

「日本の魅力を海外に伝える仕事がしたい。」

そんな風に思い続けている私だが・・・

 

そもそも”魅力”ってなんだ・・・・

 

辞書には「人の気持を引きつけて夢中にさせる力。」とある。

 

日本の魅力を海外に伝える仕事がしたい私の目標は、魅力を伝えた結果、海外の人がもっと日本を知って、もっと好きになって、旅行に来てくれて、楽しんでもらえて間接的に経済的にもみんなハッピーな状態になることだ。

 

すると、当然のことだけど、私が魅力的に思う日本を伝えるのではなくて、海外の人の目を通してみた日本に感じる魅力(だけどまだ海外の人からは発見されていない)を伝える役割を私が果たす必要がある。

 

あれ、でもこれって海外の人の中で同じ志を持つ人がやるのが一番だよね。という気がする。そう、冷静に考えると私じゃなくていい。(そういえば私英語も得意じゃないし。)

 

いや、自分の得意とも合致しないし、お客様のニーズとも合致しない現実があるけど、やりたいという気持ちだけでやったらいいじゃない!

 

いやいや、ビジネスを成功させたいなら、それなりに得意なこと、できる事で、お客様から求められていることを提供していくことが大事だよね。そこに自分の思いが乗るからさらにうまくいくんだよね!

 

こんな自問自答がまじまってしまう・・・・

 

東京なのか海外なのか、

私が自分の得意やできる事がいかせて、

観光産業や不動産業とか興味のある分野で、

結果的に、私自身が高いパフォーマンスを発揮できて、

その分野で信頼を積み上げられて、

スキルやアウトプットの価値がとても高くて、

それによって社会の中で必要としてもらえる事、感謝してもらえること。

一体なんだ。

もちろん一人ですべてやらなくてもできる人を巻き込んでいけばいいとも思う。

でも現時点ではそんなネットワークもない。

自分の目標さえも、なんだか抽象的で、自分の目指す方向があいまいになっている。

 

絶対にめざす自分の姿を実現させるのだという根拠のない自信と、現状として霧の中にいるような自分を感じて(苦しい)、GW明けの現実と向き合っていこうと思う。