街歩きツアー@秋葉原への参加

東京秋葉原で開催される街歩きツアーに参加してきた。

 

参加者:18名

運営スタッフ:3名

ガイド:3名

の大所帯だ。

 

秋葉原駅周辺→神田明神ケバブ屋さんで懇親会という流れで一日楽しんだ。

 

はじめに運営スタッフの方から、

①周囲の様子を見てマスクを外してもよいこと

②大人数なので一体感を持って歩いてほしいこと

③途中写真を撮ってそれをSNSにあげる場合があること

等が説明された。

 

運営スタッフの方は主に車が来た時の声かけを行い、グループの前、中、後から囲むような形でグループを先導していた。また、ツアーの目印となる小型の旗をあげて、迷わないようにしていた。QRコードによるアンケートの回収も実施。年齢は20代の女性2名と40代の男性が1名、全員お客さんと自然と会話ができるなど、コミュ力は高め。

 

一方、ガイドは3名で、交代しながら解説が行われた。

3者三様の豆知識なども披露された。

ガイドの方は、不思議スポット、ケバブに精通している方達で、自分自身でもツアーの会社を行っているという。参加者の中には、ガイドさん自身のファンの3人参加されていた。

 

途中、怪しい自動販売機の前で管理者さんと鉢合わせをし、気まずい感じになったが 

予定調和でないことも魅力で、20名程度の参加者であれば(かつ都内ということもあって)、参加者から不満はなかった。

 

参会者の方は、

・ご夫婦2組(我が家1組) 4人

・男性1人名参加 5人

・女性一名参加 6人

・女性2人組 1組 2人     の計17名だった。

 

年齢層はもっとも若くて30~35歳、メインは50代~といった感じだった。

街歩きにはまっているという女性や、ガイドさんのファンという男性、温泉好きな人、京都でガイドをしている人等様々な人が参加していた。

 

何度も参加して顔見知りになっているというお客さんや、その場で仲良くなった人と会話を楽しむ方などそれぞれの楽しみ方をしていた。

 

私たちはツアー解散後の懇親会が最も楽しかった。

会社などのしがらみがない人との出会いは貴重だ。

そして旅好きであったり、個性的な趣味を持っていたり、それを面白いと感じる人の集まりなので、自然と会話も弾みやすい。

 

このようなイベントに参加するくらいなので、総じて全員のマインドは前向きでよく笑う。良い「気」が流れる場所だったと思う。

 

ガイドさん曰く、例えば片手袋収集家のように、どんなにニッチなテーマでもそれを深めている人がいて、それが面白い。方手袋はどんな手袋なのか。それを落とした人、拾う人はどんな関係性なのか、分析してみるだけで面白いネタになる。

 

★今日の学び★

・運営スタッフとガイドさんは別で確保することが必要

・「裏話」を聞けることが一番楽しい。看板に書いて読み解けることだけでは不十分。オリジナリティがあって、この人からしか聞けないことが楽しい。専門家から聞く=面白いというのもそうだが、きちんとストーリーがあって、それをいきいき説明できるアクターがいれば、それはそれでいいツアーになりそう。

・懇親会は必須でなくてもOKだが、懇親会という場を毎回用意することで横のつながりが生まれたり、さらに突っ込んだ話で理解を深め、その日の印象を強くすることができる。

・自分自身のDOとしては、どうにかこうにか自分だから語れるツアーを作ること。

例えば、18年間荘内(田舎暮らし)が考える都会のいいとこ荘内のいいとこツアーとかでも面白いかもしれない!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幼馴染から学ぶ地方都市の高齢者向けボランティア

介護施設で働く幼馴染は現場の仕事から事務の仕事に移って1年、

現場では知らなかった知識がついて、今楽しく働けていると言う。

 

そんな友人が、介護施設に入る前の予備軍ともいえるお年寄りに対するボランティアを行いたいという。

 

正直私は驚いた。

平日介護施設で懸命に働き、その上休日を利用してボランティアを行いたいという。

彼女はお年寄りを助ける仕事がしたいと言っていたのは小学生くらいの頃だったと思う。希望していた福祉の勉強をして、ついに介護の仕事につき、実際の知識と介護現場の厳しさに葛藤を抱きながらも仕事を続け、今は現場を離れて新しい知識を吸収し、それをまた仕事とは異なる形で社会に還元したいと考えている。

 

私だったら、彼女のような境地には一生たどり着けないと思う。

真に職業人として尊敬の念をいただいた。

 

彼女がなぜボランティアをしたいと思うのか、次のような課題を感じていたからだ。

・超高齢社会を目前に控え、介護施設に入る前のお年寄りの健康維持が重要になっているが、コミュニティの希薄化、免許返納等で地方の高齢者は家に引きこもりがちになる傾向にある。

・今後、シングルのお年寄りも一層増加するが、所属がないお年寄りの把握が必ずしもできていない状態で、孤独死等のリスクも高まっている。

 

これらの課題に対して、地域で高齢者が交流を持てるコミュニティを作ることで何らかの対策の糸口にしたいという。

 

この話を聞き、介護や福祉に関心がなかった私も何か力になりたいと考えた。

友人は、イベントの企画・運営を行ったことがないので、そういったことであれば私の経験が役に立つかもしれない。

 

どんなコンテンツにするか決める必要があるが、

「いきいき百歳体操」という取り組みが全国で行われているらしい。

この体操と交流会を組み合わせることで、場の実現ができそうな気がする。

 

これまで、知識として学ぶことから目を背け、目の前の仕事の習得だけに追われてきてしまったが、これは、私が社会人として身につけたスキルを微力ながらも社会に還元するチャンスかもしれないということにワクワクしている。

 

これまで考えていた、地域振興や観光、地域の特産品の販売とは全く異なるアプローチだが、「人に求められること・頼まれること=スキルを活かした仕事」をする。

という切り口で、自分の今後の方向性を考えるきっかけになるかもしれない。

何より、身近な友人の力になれるよう頑張りたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本酒をシンガポールに販売する先輩からびしっと一言

今年のGWは良く学びよく遊んだなと実感できる一週間でした。

 

30代を迎えて早半年、今までのようにただ「旅に出る」こと「お金を使うこと」に全く喜びが感じられなくなった今日この頃、休みの日を勉強して過ごすということにとても充実感を感じた。

 

勉強といってもTOEICなのだけど、夫を通じて、今まで自分がいかに「勉強」してこなかったかを痛感させられる。だから勉強の考え方、取り組み方を変えることで、同じ英語の勉強なはずなのに、積み重なる勉強に感じられた。これがGWの充実感になっている。

 

さて、シンガポールで日本酒販売に携わる方とお話する機会をいただいた。

 

印象的な言葉はこちら

”なんで日本人って日本酒もっていけば海外の人が買ってくれると思うんだろ。

ほんとどんだけ能天気なんだろ”

 

”みんなすぐ海外(シンガポール)とか言うけどさ、市場規模は圧倒的に東京が大きいんだよ。海外だからって売れると思ったら絶対違うから”

 

”特に食品とか、食の文化レベルが同じくらいないと、そもそも味の違いが判らない。味の違いが判らない人は、そこに価格差を付けたって安いものしか選ばない。逆に差が分かる文化があればどんなに高くても買ってくれる”

 

”富裕層に売ればいいっていうけど、富裕層は世界のハイクオリティを知っているから、その辺の商品を売っても購入にはいたらない。圧倒的な差が分かるものでないと売れない”

 

日本酒出品したら売れるっしょ。売れそうな商品を仕入れて何か始めたらいい。

これくらい簡単に考えていたわたし。

お言葉がぐさぐさ刺さります。

 

シンガポールで売れるものは当然、名前が知られていて、東京でも人気なもの!

少なくてとも東京で売れないものは海外でも売れない。

実はこの言葉は別の経営者の方からもうかがったことがある。まずは東京で売れるものを考えるといいよと。

 

 

「日本の魅力を海外に伝える仕事がしたい。」

そんな風に思い続けている私だが・・・

 

そもそも”魅力”ってなんだ・・・・

 

辞書には「人の気持を引きつけて夢中にさせる力。」とある。

 

日本の魅力を海外に伝える仕事がしたい私の目標は、魅力を伝えた結果、海外の人がもっと日本を知って、もっと好きになって、旅行に来てくれて、楽しんでもらえて間接的に経済的にもみんなハッピーな状態になることだ。

 

すると、当然のことだけど、私が魅力的に思う日本を伝えるのではなくて、海外の人の目を通してみた日本に感じる魅力(だけどまだ海外の人からは発見されていない)を伝える役割を私が果たす必要がある。

 

あれ、でもこれって海外の人の中で同じ志を持つ人がやるのが一番だよね。という気がする。そう、冷静に考えると私じゃなくていい。(そういえば私英語も得意じゃないし。)

 

いや、自分の得意とも合致しないし、お客様のニーズとも合致しない現実があるけど、やりたいという気持ちだけでやったらいいじゃない!

 

いやいや、ビジネスを成功させたいなら、それなりに得意なこと、できる事で、お客様から求められていることを提供していくことが大事だよね。そこに自分の思いが乗るからさらにうまくいくんだよね!

 

こんな自問自答がまじまってしまう・・・・

 

東京なのか海外なのか、

私が自分の得意やできる事がいかせて、

観光産業や不動産業とか興味のある分野で、

結果的に、私自身が高いパフォーマンスを発揮できて、

その分野で信頼を積み上げられて、

スキルやアウトプットの価値がとても高くて、

それによって社会の中で必要としてもらえる事、感謝してもらえること。

一体なんだ。

もちろん一人ですべてやらなくてもできる人を巻き込んでいけばいいとも思う。

でも現時点ではそんなネットワークもない。

自分の目標さえも、なんだか抽象的で、自分の目指す方向があいまいになっている。

 

絶対にめざす自分の姿を実現させるのだという根拠のない自信と、現状として霧の中にいるような自分を感じて(苦しい)、GW明けの現実と向き合っていこうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バーのオーナーに学ぶサービス作り

お世話になっているバーのオーナーにサービス作りで心がけていることを聞いてみた。

このオーナーはとても良い人なのだが、合うとやや緊張する。

これが経営者のオーラ?と思いつつ話を伺ってみる。

 

印象的だったのは二つ

1、それなりの単価で販売できるものを選ぶこと

2、利益の出る販売価格をはじめに設定し、そこに見合った付加価値をONしていくこと

 

市場に受け入れられる商品と価格はどこなのだろうと考えてもわからないことをぐるぐるしていた私にとって、これはなかなかそうかと思わされた。

 

自身の課題として、ニーズが分かっていない&そこにいくら払う人がいるかわかっていないというのが圧倒的にまずい状態であることに変わりはないが、

経営としてうまく軌道にのせるための考え方として、上記はとても大切だと理解した。

 

次に、このオーナーのサービス作りに対する姿勢について、考えたことを整理したい。

バーのサービスに対する理解が深く、熱い思いを持っていることはオーナーのブログや言動から分かる。

 

・良いといわれる多くのバーを実際に体験している

⇒そこから売れる、良いバーの経験則を要件として抽出できている。

 

・来店したバーのお酒のラインナップや売れ方でその店がどの程度繁盛しているかわかる⇒お酒の仕入れ値と売値に関する相場が把握できている。

 

・自身もバーテンダーができるくらいお酒に精通している

・付加価値である従業員を集められる、教育できる。

⇒お酒自身が好きだし、お酒の知識があるうえで、人に提供できる技術がある。

バンド等で培った、人を集める、動かすのスキルがある。

 

ここから言えるのは、下記の3つだ。

 

【業界理解(消費者としての理解)】類似サービスの良い点、悪い点を分析して自分のサービスを磨く。(自分がお金を払ってでも探求したいと思える分野にすべし)

 

【業界理解(売り手としての理解)】類似サービスの利益構造が分かる。仕入れ値と売値の値幅が大きいものへの感度を持つ、相場が分かる。

 

【内製化:付加価値を作る部分を自社で持つ】自分自身で生み出せる(自身のアイデアやスキルを使った)付加価値で利益を得ることが大切。付加価値は人に頼らず、自分で作れるようにする。

 

<まとめ>

利益の出る販売価格をはじめに設定し、そこに見合った付加価値をONしていくことが大切。

 

1、利益の出る販売価格を設定するには・・・

・業界(競合他社)の仕入れ値と売値の相場を知ることが必要。

 

【現状と次の一手】一つのサービスについては把握できたが、利益が上がる構造とはいいきれない。別モデルも調べる必要べて、エクセルに項目をまとめる。

 

2、設定した価格に対して付加価値をつける・・・

・消費者から見た類似サービスの良い点、悪い点を分析して自分のサービスの付加価値を高める。

 

【現状と次の一手】商品研究が足りていない。類似サービスを注文してみる。そして、要件項目として必要な点を書き出す。

 

3、付加価値を高めるときのポイント・・・

・【内製化:付加価値を作る部分を自社で持つ】自分自身でつけた付加価値で利益を得ることが大切。この付加価値を生み出す部分が自社の利益の肝になるので、手放してはいけない。

まずは、

・自身のアイデア・スキルで付加価値を作る。

 

【現状と次の一手】自分で付加価値を作るリソースが少ない。アイデアと実現するスキルを補強する。

 

次に、

スケールメリットなどにより、コストを低く大きな付加価値を付けられるよう、価値を最大化できるように努める。

 

以上を心に刻んで、単価の設定を適切に行い、自らの手で付加価値を高める工夫ができる商品を作っていきたい。

 

 

 

卒業したい●●童貞

形にしたいサービスは決まったものの、

行動を阻むものがある。これを●●童貞と名づけたい。

 

●●童貞とは、「初めてのことにびくびくして一歩踏み出せない」そんな状態を指す。

●●童貞は【サービス実現のために必要な要件】のに【スキル】できないと言い表すこともできる。今の私は複数の童貞をこじらせている。

 

・「海外向けのサービスを始めたい」のに「英語が話せない」童貞

・「海外向けに日本の情報を楽しく伝えたい」のに「うまい文章が書けない」童貞

・「商品をおしゃれに作りたい」のに「デザインセンス」0童貞

・「商品を作り・広める方法を知りたい」のに「別業界の人とのツテがない」童貞

・「起業する」のに、「イケイケなスタートアップ界隈には近づくの怖い」童貞

・「商品をPRしないといけない」のに「SNSで自分を開示したくない」童貞

・「貯金は得意」なのに、「どこにお金を使うのがベストかわからず投資できない」童貞

 

これらの童貞を卒業しないことには、サービスを完成させることはできそうにない。

そもそも、そんなに不安なら得意分野でサービスを考えなよ。

というご指摘はもっともだが、今回は実現したいことを優先に考えたいと思う。

 

童貞を卒業するために必要なことを夫から聞いたのだが、

・お金をかけてでも自分に自信が持てる試みをすること

・急に大きなハードルはクリアできないので、小さな目標からクリアしていく事

だそうだ。

 

急に童貞を卒業することを目標にするのはハードルが高いので、

あいさつができるようになる⇒会話ができるようになる⇒遊びに出かける⇒付き合う…

というように段階を踏めということだろうか。

 

そうすると、私の童貞卒業のためにも慣らしが必要ということになる。

童貞卒業のためのミニマムアクションを考えてみた。

 

・「海外向けのサービスを始めたい」のに「英語が話せない」童貞

⇒オンラインの英会話レッスンを受けてみる(初級者向けから。無料のものから)

・「海外向けに日本の情報を楽しく伝えたい」のに「うまい文章が書けない」童貞

⇒文章を書く方法を学ぶライティングスクールに通う?ついでにクリエイティブができる人との人脈も欲しい。

・「商品をおしゃれに作りたい」のに「デザインセンス」0童貞

⇒デザインを学ぶスクールに通うorタイムチケットとかでデザイナーさんに自分のイメージするデザインを作ってもらえるか依頼してみる?

・「商品を作り・広める方法を知りたい」のに「別業界の人とのツテがない」童貞

⇒恐る恐る異業種交流会的なのに行ってみる?(ほんとまずは様子見から)

・「起業する」のに、「イケイケなスタートアップ界隈には近づけない」童貞

⇒知り合いの個人事業主の方とごはんに行ってみる。

⇒異業種交流会でなれたら、スタートアップ界隈のイベントにも行ってみる。

・「商品をPRしないといけない」のに「SNSで自分を開示したくない」童貞

⇒このブログでさえびくびくしながら書いている。

SNS運用スクールに行くとか、ライティングを学ぶとか、このブログを頑張って書き続けるとかが、第一歩になるだろうか・・・

・「貯金は得意」なのに、「どこにお金を使うのがベストかわからず投資できない」童貞

⇒まずは童貞を解消することにお金を使ってみる?

 

うーーんこうやって書いてみると、最初のアクションを起こすことはできそう!

●●童貞をこじらせて最近モジモジしてしまっていたのは、サービスを実現していくために、具体的に何か自分に足りていないかを可視化できていなかったからかもしれない。

 

童貞解消は回り道にも見えるけれど、これらが私の行動力を奪っていることも事実。

童貞卒業の一歩を踏み出して、現状を変化させたいと思う。

 

実現したいことを早めに明らかにして、会社員をしながら目的に向けたスキルをつけていけるとより近道かもしれないなとまだ会社を辞めていない方にはお伝えしたいです!笑

 

 

 

 

 

 

 

自己分析⇒自己啓発本⇒そこに答えはない!

自己啓発本、自己分析本、そのための心理テスト。

人生に迷ったとき手に取りたくなる三種の神器といっても過言ではない。

 

この手の類の本を私はよく読んでいて、影響を受けている。悩んだ自分が向かうべき道をこれらの本が解き明かしてくれる、新しい気付きがあり、それが人生を変えてくれるかもしれないと期待するのだ。そしてこれらの本を手に取ってしまうのだが・・・

 

結論、今の過去~現在の自分がありありと浮かびあがるだけで、未来を示してくれるものではないという至極当たり前の結論に達する。

 

■自己分析・心理学=「今」を明らかにする手法

自己啓発本=「今」の状態から行動を起こすための手法

         ↓

今の自分が何をしたら良いか(良い=成功する・正解)という答えは示されない。

「行動」を自分で起こし、確認するしかない。

 

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自身の傾向を過去(原因)から把握するのが好きか、未来(目的)から探るのが好きかどうかの違い。過去(原因)から把握しても、未来(目的)から把握しても、そこに浮かび上がる自分の「今」に違いはなく、今の自分が何を積み上げていったら良いか(良い=成功する・正解)という答えはない。ただ行動によってのみ結果を確認するしかない。

   

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行動の起こし方の種類を説明している。「心に向き合え系」は自分の内面を探るという行動によって、心の安らぎ=ある種の満ち足りた感覚(成功・幸せ)を導き出すための手法。「何かを始めよう系」は、そもそも具体的な行動を行うことの後押しをし、かつ具体的な行動の起こし方の手法を示す。自身の行動を内面から起こすのか、物理的な実行から起こすのかの違い。「内面を思索するという行動」を起こしても、「物理的実行」を起こしても、行動自体によって、何を得られるかわからない。その行動のうち、何が良いか(良い=成功する・正解)という答えはない。ただこの行動によってのみ自分で結果を確認するしかない。


迷うと不安で行動すらできなくなる。不安だと、成功を保証するかのような本に手を出したくなる。だが、そんなものはない。「行動」して自分で「結果を確認」することでしか結局のところ正解なのか不正解なのかはわからない。もちろんここにテクニカルな分析の手法、HOWTOを加え、成功の角度をシュミレーションによって高めることはできるだろう。だが、結局のところ机上の計画だけでは意味をなさない。行動して確認することが唯一の道なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファンタジーを読む③

空色勾玉 著:萩原則子   ★★★

 

日本神話をじっくりと知ろうとしたことがなかった。

でも、この物語を読むと神話がぐっと身近に感じられる。もっと知りたくなる。

 

物質的な幸せだけが幸せではないといわれて久しいが、資本主義は加速し、「拝金主義」「大量消費」がはびこっている。私自身お金のことは大好きだし、便利な世の中にあることを幸福に思うので、それ自体を否定する気はない。

 

ただ、この物語を読むと、物を丁寧に使い、長く大切に使うことを頑張っていた子供自体を思い出す。あの頃の私は、本で読んだのか「八百万の神」とまではいかなくとも、物にも魂が宿っているかのように感じ、今よりもずっと身の回りの物を大切にしていた。

 

この物語に登場する「神と人がもっと近かった時代」の空気感とは、子供のころのあの感覚に近いだろうか。

 

本に登場する神々は少々人間臭く、だからこそ普遍のものとして感情移入できる。実は「古事記」に登場する神々も人間臭いらしいのだ。日本神話への導入としてもとてもおすすめな一作だと思う。

 

光の帝国 常野物語 著:恩田陸 ★

短編の物語が少しずつ重なり合い、読み終えると優しい気持ちに包まれる。

常野一族は不思議な能力の持ち主。時代を超えて生まれ変わり、異なる形で役割を果たしていく。

 

この一冊ですべての物語の伏線が回収されるわけではない、全貌が全くわからないので、常野シリーズで今回の登場人物達がどのような結末を迎えるのか楽しみでならない。