自己分析⇒自己啓発本⇒そこに答えはない!

自己啓発本、自己分析本、そのための心理テスト。

人生に迷ったとき手に取りたくなる三種の神器といっても過言ではない。

 

この手の類の本を私はよく読んでいて、影響を受けている。悩んだ自分が向かうべき道をこれらの本が解き明かしてくれる、新しい気付きがあり、それが人生を変えてくれるかもしれないと期待するのだ。そしてこれらの本を手に取ってしまうのだが・・・

 

結論、今の過去~現在の自分がありありと浮かびあがるだけで、未来を示してくれるものではないという至極当たり前の結論に達する。

 

■自己分析・心理学=「今」を明らかにする手法

自己啓発本=「今」の状態から行動を起こすための手法

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今の自分が何をしたら良いか(良い=成功する・正解)という答えは示されない。

「行動」を自分で起こし、確認するしかない。

 

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自身の傾向を過去(原因)から把握するのが好きか、未来(目的)から探るのが好きかどうかの違い。過去(原因)から把握しても、未来(目的)から把握しても、そこに浮かび上がる自分の「今」に違いはなく、今の自分が何を積み上げていったら良いか(良い=成功する・正解)という答えはない。ただ行動によってのみ結果を確認するしかない。

   

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行動の起こし方の種類を説明している。「心に向き合え系」は自分の内面を探るという行動によって、心の安らぎ=ある種の満ち足りた感覚(成功・幸せ)を導き出すための手法。「何かを始めよう系」は、そもそも具体的な行動を行うことの後押しをし、かつ具体的な行動の起こし方の手法を示す。自身の行動を内面から起こすのか、物理的な実行から起こすのかの違い。「内面を思索するという行動」を起こしても、「物理的実行」を起こしても、行動自体によって、何を得られるかわからない。その行動のうち、何が良いか(良い=成功する・正解)という答えはない。ただこの行動によってのみ自分で結果を確認するしかない。


迷うと不安で行動すらできなくなる。不安だと、成功を保証するかのような本に手を出したくなる。だが、そんなものはない。「行動」して自分で「結果を確認」することでしか結局のところ正解なのか不正解なのかはわからない。もちろんここにテクニカルな分析の手法、HOWTOを加え、成功の角度をシュミレーションによって高めることはできるだろう。だが、結局のところ机上の計画だけでは意味をなさない。行動して確認することが唯一の道なのだ。